注意!上皮内新生物と悪性新生物

保険を考える人なら、「上皮内新生物」や「悪性新生物」という言葉を目にしたことが多いと思います。女性保険はもちろん、医療保険、がん保険でも大切なキーワードなので、ここで詳しくみていきましょう。

まず、「新生物」とは、それまで体内になかった組織のことで、いわゆる腫瘍です。WHO(世界保健機関)では、この新生物を

1良性

2上皮内

3悪性

4性状不詳または不明

の4種類に分類していますが、日本の医療保険用語では、1から3までの3種類に分類することがほとんどです。子宮頚部や大腸、食道、胃などの粘膜にできやすいのが特徴です。

すべての新生物(腫瘍)は良性か悪性に分類され、一般的には、良性新生物はポリープを、悪性新生物はがんを指します。

良性新生物(ポリープ)は、自分で増えたり、他の場所に転移する能力がないため、適切な治療を行えば、再発や転移の心配がほとんどありません。これに対して悪性新生物(がん)は、自分で増え、他の場所に転移し、切除などの治療を行っても再発する可能性があるため、多くの医療保険の対象となっています。ここで問題になるのが、上皮内新生物です。適切な治療を行えば完治することが多いのですが、放置しておくと悪性新生物になる場合もあるため、ごく初期のがんととらえられることもあります。

医学用語で「がん」が存在しないように、医学用語と保険用語では「上皮内新生物」の意味が違ってきます。さらに、各会社や保険においても「上皮内新生物」の定義が異なり、支払の際に問題になることも多いようです。不明な点があったら、担当者やコールセンターなどで、納得のいくまで説明を受けるようにしてください。